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学生会合宿2016 広島豪雨被災地訪問

こんにちは!初めまして。首都大学東京 経営学系4年の石川幹晏です。

今年から学生会にお世話になっております。


 今回の合宿では、市役所や気象台の方々の貴重なお話が聴けたことに加えて、“坂の町”尾道、しまなみ海道の絶景、広島の厳島神社や原爆ドーム、岩国の錦帯橋など、生まれて初めての瀬戸内の魅力を一気に堪能できました。
写真1

↑ 原爆ドームと晩夏の積雲。雨上がりの広島の朝は清々しい空気でした

さらには初日に広島カープが25年ぶりの優勝を決める偶然も重なり、本当に思い出深い数日間となりました。合宿の詳しい内容については、先輩方の記事をご覧ください。

初めての合宿で不安もありましたが、学生会の先輩方が話しかけてくださるなど、温かい心遣いで接してくださり、とても充実した合宿になりました。本当にありがとうございました。
写真2

↑ しまなみ海道の大三島・多々羅展望台より、初秋の巻積雲(鰯雲?)

さて、私は延泊組でしたので、三日目の夕方には解散しましたが、広島での目的がもうひとつ残っていました。それは、死者77名(関連死含む)という未曽有の土砂災害をもたらした『平成26年8月豪雨』の被災地に行くことです。

実を言うと、前日までは「合宿で行けなかった原爆ドームと平和記念資料館に行く」ことしか考えていなかったのですが、2日目の自由時間に、先輩方が被災地に時間の都合で行けなかったという話を聞きました。そのため、平和記念資料館を見学した後に行ってみることにしました。
写真3

↑可部線の車両前面の液晶にはカープ坊やのロゴが。広島市内はカープ一色でした

まずは、市電で広島駅まで戻った後、ローカル線のJR可部線に乗り換えます。太田川を遡りながら揺られること30分、安佐南区八木三丁目にある、梅林駅で下車します。

駅周辺は閑静な住宅街で、近くの用水路は明け方までの雨水をたっぷり湛えて流れていました。すぐ北西側には山が迫っており、斜面にも家々が所狭しと並んでいます。

20分ほど急坂を上ると、辺りの景色は一変してしまいました。
写真4

写真5


斜面の上にあるはずの家が、忽然と姿を消していたのです。そこにあったのは、ブロック塀の残骸と住宅地には不釣り合いな巨大な岩だけでした。
写真6


何もない斜面の空き地と川沿いの住宅密集地とのコントラストが、妙な違和感を抱かせます。2年前の8月、まさにこの住宅地は豪雨によって発生した土石流に巻き込まれ、家ごと流されてしまったのです。

検索すれば、泥流に飲み込まれる家々の画像が出てきます。それまで平穏だった暮らしが、一瞬にして水泡に帰してしまったのです。被災した人々の心情を想うと、いたたまれない気持ちになります。

あれから2年が過ぎ、止まってしまった時計の針は、再び動き始めたようです。
写真7

写真8


現場は、砂防ダムの建設と植林の真っ最中でした。土砂の流出を防げば、住宅地は守られるとの考えでしょう。これ以外にも数多くの災害対策施設が造られる計画です。
写真9


それでは、砂防ダムを建設すれば、根本的な解決に繋がるのでしょうか。そもそも、この地域の地質は花崗岩系のいわゆる『真砂土』で、水分を多量に含むと脆くなり崩れやすい性質があります。それにもかかわらず、山を切り開いてこの急勾配の斜面に住宅地を造成したのです。

また、砂防ダムがあれば100%安心ではなく、今回のように観測史上最多レベルの豪雨が降った場合は溢れる可能性も高まるといいます。
写真10


確かに、安佐南区周辺は近年のベッドタウン化で人口が増加しており、平野が狭い地形からすれば斜面に家を建てるのはやむを得なかったのでしょうが、宅地を造成した業者や亡くなられた住民の方々が土砂災害のリスクをどれだけ認識していたのかは、今となってはわかりません。(この地区は災害前に土砂災害警戒区域に指定されていませんでした)

この災害で被害を免れた住民の中にも、この場所に住み続けるのが怖くなり転居してしまった方もいると聞きます。家を買うということは、『安心を買う』ということでもあると考えています。ですから、その安心が損なわれることだけは、あってはならないと思います。

1時間半の訪問でしたが、インフラ面でも精神面でも復興は道半ばであることは容易に窺い知ることができました。このような災害によって苦しむ人が少しでも減ってほしいと願っています。
写真11


p.s. 一度はビールかけをしてみたいです。
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2016.09.22(Thu) | 合宿 | cm(0) | tb(0) |

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