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気象予報士学生会です!気象予報士を持っている学生から資格は持ってないけど興味を持っている学生、そしてそれを見守っていただいている協力会員によって構成されています!!学生ならではのイベントや情報を発信していきます!

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5月関東勉強会

こんにちは!
はじめまして、新入りの法政大学4年、本橋淳也と申します。
関東支部の勉強会の報告をさせていただきます。
5月19日土曜日に日本大学文理学部のキャンパスで、関東支部の勉強会と懇親会が開催されました。
(勉強会参加者8名,懇親会参加者6名)

今回の内容は
・試験対策の質問会
・森本さんから気象キャスターの仕事と紹介
・鈴木さんから気象予報士が知るべくモデルの短所と利用法
です。

今回は気象予報士会の案内会に出席した、3名全員が出席してくれました!素晴らしいですね!

さて、当日は日本気象学会がつくばで開催されており、
本日の講師である鈴木さんも、ポスターセッション後に来てくださいました。お疲れ様でした!
気象モデルの研究をされている鈴木さんからは、
今年3月8日に神奈川県海老名で時間雨量70㎜,24時間雨量200㎜を超えた大雨を事例に、
気象モデルが予報した雨量と実況とのギャップを作業形式で教わりました。

鈴木さんから、GSMが予報した実技試験でお馴染みの天気図が渡され、
3月8日夜から9日朝までの関東地方の降水量,気温,風を予報せよとの課題が出ました。
そしてまりあさんチームと長坂さんチームに分かれてグループワーク。
皆さん懐かしそうに解析されていましたね(笑)


0519@1
0519@2


私本橋は今まで一人で天気図とにらめっこしてきたので、グループで討論できたことがとても嬉しく楽しかったです。

それぞれグループで出した予報を発表しましたが、実況の気温、降水量と随分違う結果になってしまいました…


0519@3
0519@4


今回の事例は2つ玉低気圧。関東甲信地方は暖湿流が南西から流れ込み、
特に静岡や神奈川県西部山沿いで大雨となるケースです。MSMで予想された雨量も山沿いで多くなる結果になっていました。
しかし、今回は平野部で、季節外れの大雨になってしまいました。
これはどうしてでしょうか?こんどはみんなでグループワーク。MSMと実況を見比べて討論しました。


0519@5


答えはCold-Air Dammingと呼ばれる下層に冷気が滞留する現象がMSMで予想したよりも長時間維持し、
沿岸前線(下層冷気と暖湿流が収束する場所)が東京から神奈川県に停滞していたから。
南からの暖湿流が沿岸前線で上昇流となり積乱雲が発達、
平野部でモデルでは表現されなかった大雨が実際に降ってしまったと考えられます。

200㎜という大雨、しかも、深夜の時間帯で強く降ってしまったので、もしも災害が発生してしまったら大変でした。
ここでモデルの怖さが見えてきましたね…

今日の天気予報は、コンピューターがほぼ出してくれる大変便利な時代です。
そこで天気、気温、降水量、風などを予測したモデルをそのまま鵜呑みにしては、私達気象予報士がいる意味がありません。
モデルが出した予報がなぜそうなるのか?そういった姿勢が大切です。
今回の事例では“下層寒気”という現象が頭に入っていたら、
平野部でも大雨になる可能性があると伝えることができるかもしれません。

6月より気象庁の新しいスーパーコンピュータが運用され、モデルも従来より進化しますが、
モデルの短所と利用方法を忘れず、気象予報士だからできる予報をしていきましょう!

最後に、今回企画してくれた森本さんをはじめ、講師の鈴木さん、参加された皆さん誠にありがとうございました。
またお会いできること楽しみしています。
長文真面目な文章になってしまい失礼しました。
以上関東支部勉強会報告でした。


本橋淳也
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2018.05.29(Tue) | 勉強会 | cm(0) | tb(0) |

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